宅配ボックスのサイズの選び方|荷物が入るか3つの寸法で確認

宅配ボックス

「宅配ボックスは120サイズ対応を選んでおけば安心?」

ネット通販で届く荷物を受け取るために宅配ボックスを探すと、「100サイズ」「120サイズ」「大容量」などの表示が目に入ります。

ところが、同じ120サイズの段ボールでも、片方は入りそうなのに、もう片方はまったく入らないことがあります。

結論から言うと、宅配ボックスは宅急便のサイズ区分だけで選んではいけません。

確認するのは、荷物の外寸、宅配ボックスの収納・開口寸法、そして自宅に置くための本体・施工寸法です。

ゴロ
ゴロ

えっ、120サイズの荷物なら、120サイズ対応の箱に全部入るんじゃないの?

玄関奉行
玄関奉行

そこが落とし穴じゃ。同じ120サイズでも、細長い箱と普通の箱では形が違う。実際の寸法で見極めるのじゃ。

この記事では、メーカーの公式寸法を使って、荷物が入るかどうかを具体的に比較します。最後には、最近届いた段ボール3個から自宅に合う宅配ボックスを選ぶ方法も紹介します。

  1. 結論|宅配ボックスのサイズは3つの寸法で選ぶ
  2. ① 宅急便の60・80・100・120サイズとは?
  3. ② 同じ120サイズでも「入る候補」と「入らない箱」がある
    1. 理由① 3辺合計が同じでも、箱の形が違う
    2. 理由② 収納寸法を満たしても、投函口を通れない場合がある
  4. ③ 実在製品で比較|tumiki ラージとコンボ スリム
    1. エスディエス「宅配KEEPER tumiki ラージ」
    2. パナソニック「コンボ スリム」
    3. 同じ120サイズの2箱を判定すると?
  5. ④ 自宅に届く段ボール3個を測ってみよう
    1. STEP1|最近届いた段ボールを3個用意する
    2. STEP2|幅・奥行き・高さを測る
    3. STEP3|次の記録表を使って整理する
    4. STEP4|メーカーの受取条件と照合する
    5. STEP5|入らない荷物をどう受け取るか決める
  6. ⑤ 大きい宅配ボックスを選べば失敗しない?
  7. ⑥ 奉行の裁定|3つの家庭ならどのサイズを選ぶ?
    1. ケースA|衣類・書籍など小さめの荷物が中心
    2. ケースB|飲料水やおむつをまとめ買いする
    3. ケースC|大きな荷物が届くが玄関は狭い
  8. ⑦ 最終判定シート|買ってよい宅配ボックスを見極める
  9. よくある質問
    1. Q. 100サイズ対応と120サイズ対応なら、どちらがいい?
    2. Q. 120サイズ対応なら、すべての120サイズの荷物が入る?
    3. Q. 大きめの宅配ボックスを選べば後悔しない?
    4. Q. 飲料水のケースは宅配ボックスで受け取れる?
    5. Q. 複数の荷物をまとめて受け取れる?
  10. まとめ|宅配ボックスは段ボールを測ってから選ぼう
  11. 参考にした公式情報

結論|宅配ボックスのサイズは3つの寸法で選ぶ

宅配ボックスの購入前に確認したい寸法は、次の3つです。

玄関奉行の3段階サイズ判定

① 荷物の外寸
普段届く段ボールの幅・奥行き・高さを測る。

② 収納寸法・開口寸法
宅配ボックスの中に収まるか、入口を通るか確認する。

③ 本体外寸・施工寸法
その宅配ボックスを自宅の玄関に安全に設置できるか確認する。

さらに、受け取れる荷物の最大重量と、扉を開けるスペースも確認します。

「荷物が入る」と「玄関に設置できる」は別の判定です。どちらか一方を満たしていても、購入してよいとは限りません。

① 宅急便の60・80・100・120サイズとは?

最初に、宅急便のサイズの意味を整理しましょう。

ヤマト運輸の宅急便では、荷物の縦・横・高さの3辺合計と重量を比較し、より大きい方のサイズ区分が適用されます。

サイズ区分 3辺合計 重量
60サイズ 60cm以内 2kg以内
80サイズ 80cm以内 5kg以内
100サイズ 100cm以内 10kg以内
120サイズ 120cm以内 15kg以内
140サイズ 140cm以内 20kg以内
160サイズ 160cm以内 25kg以内

出典:ヤマト運輸公式|宅急便のサイズと重量の基準。表は主要な区分を抜粋しています。

例えば、縦40cm・横35cm・高さ25cmの箱なら、3辺合計は100cmです。ただし、実際の重量が10kgを超える場合には、さらに大きな区分が適用されます。

ここで大切なのは、宅急便のサイズ区分は配送上の区分であり、宅配ボックスへの収納を保証する数値ではないということです。

② 同じ120サイズでも「入る候補」と「入らない箱」がある

ここが、宅配ボックス選びで最も誤解しやすいポイントです。

説明用に、形の違う2つの段ボールを用意したと仮定します。

箱A|一般的な形の例

45 × 40 × 35cm

3辺合計:120cm

比較的まとまった形。寸法が合えば収納できる可能性がある。

箱B|細長い形の例

80 × 20 × 20cm

3辺合計:120cm

1辺が80cmもある。3辺合計が同じでも入らない製品がある。

※箱A・箱Bは説明用の架空の寸法です。重量はいずれも15kg以内と仮定しています。

どちらも3辺合計は120cmです。

それなのに、なぜ宅配ボックスへの収納可否が変わるのでしょうか。

理由① 3辺合計が同じでも、箱の形が違う

宅配便のサイズは3辺の合計で分類されます。一方、宅配ボックスには内部の幅・奥行き・高さがあり、それぞれに上限があります。

細長い箱は、ほかの2辺が短くても、長い1辺が宅配ボックスの最大寸法を超えてしまうことがあります。

そのため、「120cm以内ならOK」ではなく、3辺それぞれが収まる向きがあるかを調べる必要があるのです。

理由② 収納寸法を満たしても、投函口を通れない場合がある

もう一つ重要なのが、宅配ボックスの開口部です。

例えば、本体内部の幅が十分あっても、扉の枠や開口部が狭ければ、荷物を入れるときに引っかかる場合があります。

また、箱を斜めにして入れなければならない場合、実際にその動作ができるとは限りません。

収納寸法は「中に収まる可能性」、開口寸法は「入口を通過できるか」を確認するための情報です。

片方だけで購入を決めないようにしましょう。

③ 実在製品で比較|tumiki ラージとコンボ スリム

では、メーカーが公開している実際の製品寸法を使って、箱A・箱Bの収納可否を考えてみましょう。

エスディエス「宅配KEEPER tumiki ラージ」

比較するのは、エスディエスのTK120-MG-R(ラージタイプ・マットグレー・右開き)です。

本体外寸 幅460 × 高さ570 × 奥行480mm
収納寸法 幅410 × 高さ500 × 奥行430mm
収納容量 85L
耐荷重 30kg
扉 右開き

出典:エスディエス公式|宅配KEEPER tumiki ラージ TK120-MG-R

収納寸法をセンチメートルに直すと、幅41cm・高さ50cm・奥行43cmです。

箱Aの45×40×35cmは、35cmを幅、40cmを奥行き、45cmを高さに向ければ、収納寸法上は収まる可能性があります。

ただし、実際に入れられるかは、扉の開口寸法や荷物の向きを変えられるかによって最終確認が必要です。

一方、箱Bの80×20×20cmは最長辺が80cm。収納空間の最大辺50cmを超えるため、この製品には収納できません。

パナソニック「コンボ スリム」

次に、パナソニックのコンボ スリム・前入れ前出しタイプ(CTNR4010系)です。

本体外寸 幅195 × 奥行457.5 × 高さ590mm
受取可能最大寸法 幅130 × 奥行350 × 高さ500mm
受取可能重量 10kgまで
取り出し方法 前入れ前出し

出典:パナソニック公式|宅配ボックス コンボ 製品仕様

この製品は本体の幅が195mmと細いのが特徴ですが、受取可能な荷物の幅は最大130mm、つまり13cmです。

箱Aは最も短い辺でも35cmあるため入りません。箱Bも最も短い辺が20cmなので入りません。

本体がスリムで置きやすいことと、大きい荷物を受け取れることは別の話なのです。

同じ120サイズの2箱を判定すると?

荷物 tumiki ラージ コンボ スリム
箱A
45×40×35cm
内寸上は候補
開口・向きを要確認
不可
最短辺35cmが幅13cmを超える
箱B
80×20×20cm
不可
最長辺80cmが内部最大50cmを超える
不可
最短辺20cmが幅13cmを超える

これで分かるのは、同じ120サイズでも製品ごとに判定が変わり、同じ製品でも荷物の形で判定が変わるということです。

「収納寸法上は候補」という判定は、投入できることを保証するものではありません。開口部やメーカーが指定する使用条件まで確認してください。

ゴロ
ゴロ

同じ120サイズなのに、箱の形でこんなに結果が違うのか!

玄関奉行
玄関奉行

うむ。だから3辺合計だけでは決められん。荷物の実寸と、ボックスの受取条件を照らし合わせるのじゃ。

④ 自宅に届く段ボール3個を測ってみよう

ここからは、自分の家で宅配ボックスのサイズを決める方法です。

難しい作業ではありません。最近届いた段ボールを3個測るところから始めましょう。

STEP1|最近届いた段ボールを3個用意する

できれば、普段よく注文するものを選びます。

  • 衣類や日用品が入っていた箱
  • 本や雑貨が入っていた箱
  • 飲料水・おむつ・食品などのまとめ買いの箱

3個が用意できなければ、1個からでも構いません。

ただし、たまたま小さい荷物ばかりだった場合は必要なサイズを小さく見積もってしまいます。よく購入する大型商品も思い出しておきましょう。

STEP2|幅・奥行き・高さを測る

段ボールの外側をメジャーで測り、センチメートル単位で記録します。

テープや持ち手など、外側に出っ張る部分があれば、それも実際の出し入れに影響する場合があります。

荷物の向きを変えられない場合もあるため、単に3辺を並べ替えればよいと考えないことが大切です。

STEP3|次の記録表を使って整理する

届いた荷物 幅 奥行 高さ 重さ
荷物①  cm  cm  cm  kg
荷物②  cm  cm  cm  kg
荷物③  cm  cm  cm  kg

※重さは分かる範囲で記録してください。分からなければ「要確認」として構いません。

STEP4|メーカーの受取条件と照合する

気になる宅配ボックスを見つけたら、次を確認します。

  • 荷物の3辺それぞれが受取可能寸法以内か
  • 投函口を通過できる形状か
  • 荷物の向きを変えても問題ないか
  • 荷物の重量が上限以内か
  • メーカーが指定するその他の受取条件を満たすか

ここまで確認して、初めてその商品を購入候補にできます。

STEP5|入らない荷物をどう受け取るか決める

どんなに大きな宅配ボックスでも、すべての荷物を受け取れるわけではありません。

例えば、年に数回しか届かない大型荷物まで基準にすると、普段は必要のない大きな本体を玄関に置くことになるかもしれません。

そのような荷物は対面受取など別の方法にし、日常的に届く荷物に合う商品を選ぶ考え方もあります。

「すべて入る」より「よく届く荷物が無理なく入る」ことを優先するかどうか。この判断は家庭によって変わります。

⑤ 大きい宅配ボックスを選べば失敗しない?

収納できる荷物を増やすために、本体を大きくするのは一つの方法です。

ただし、大きい製品を選ぶほど、玄関への設置条件も厳しくなる場合があります。

次の点を確認しましょう。

  • 本体が玄関ドアや通路をふさがないか
  • 宅配ボックスの扉を十分に開けられるか
  • 玄関ポーチや門柱付近に設置スペースがあるか
  • 必要な固定方法に対応できるか
  • 荷物を持ち上げたり取り出したりしやすいか

例えば、容量の大きい宅配ボックスが欲しくても、玄関横に置くと通路が狭くなるなら、その製品は適切ではない可能性があります。

購入前には設置場所も確認してください。

関連記事|宅配ボックスの設置場所はどこがいい?玄関横・門柱横を自宅で見極める方法

また、据置型でも固定が必要な製品があります。設置・固定条件の違いは「宅配ボックスは置くだけで大丈夫?」も参考にしてください。

⑥ 奉行の裁定|3つの家庭ならどのサイズを選ぶ?

ここでは、荷物の受取傾向が異なる3つの家庭を想定します。

※以下は説明用の架空のモデルケースです。実際の利用調査や設置体験ではありません。

ケースA|衣類・書籍など小さめの荷物が中心

条件:普段は小型の箱が多く、大きな荷物は年に数回程度。

奉行の裁定:日常の荷物が入る小型〜中型モデルから検討。

大型商品のためだけに必要以上に大きい宅配ボックスを選ぶ必要はありません。ただし、小型製品でも幅・奥行き・高さや重量の上限に注意しましょう。

ケースB|飲料水やおむつをまとめ買いする

条件:大きめの段ボールや重い荷物が頻繁に届く。

奉行の裁定:大容量型を優先して検討。

受取可能寸法だけでなく、最大重量も確認します。容量が大きくても重量制限が低い商品では、想定した荷物を受け取れない場合があります。

ケースC|大きな荷物が届くが玄関は狭い

条件:玄関の空きスペースが限られ、大きな宅配ボックスを置くと通行を妨げる。

奉行の裁定:設置場所に合うサイズを優先し、大型荷物は別の受取方法も検討。

収納できることだけを優先して、玄関の安全性や使いやすさを犠牲にしてはいけません。

いずれのケースでも、製品の具体的な候補は、荷物の寸法・重量とメーカーの仕様を照合してから絞り込みます。

⑦ 最終判定シート|買ってよい宅配ボックスを見極める

最後に、購入候補の製品について次の表を確認してください。

確認項目 判定
① よく届く荷物の外寸が分かる ○/要確認
② 荷物が受取可能寸法以内に収まる ○/×/要確認
③ 荷物が開口部を通過できる ○/×/要確認
④ 荷物の重量が上限以内 ○/×/要確認
⑤ 本体外寸・施工寸法が玄関に合う ○/×/要確認
⑥ 扉の開閉と固定条件を満たす ○/×/要確認

奉行の最終裁定

すべての必要条件が○:購入候補として検討を進める。

必要条件に×:その荷物や設置場所には適合しない。別製品を探すか、受取方法を見直す。

必要条件に要確認:購入を保留し、メーカーの仕様書や施工説明書で確認する。

荷物が入りそうでも、扉が開けられない、固定できない、重量制限を超えるといった場合は購入を確定しないようにしましょう。

よくある質問

Q. 100サイズ対応と120サイズ対応なら、どちらがいい?

普段届く荷物の寸法と重量によって判断します。大きな荷物が多ければ120サイズ相当を受け取れる製品が候補になりますが、対応表示だけでなく具体的な受取寸法を確認してください。

Q. 120サイズ対応なら、すべての120サイズの荷物が入る?

いいえ。120サイズは配送上の区分で、形状は一定ではありません。長い辺が宅配ボックスの収納寸法を超えたり、入口を通過できなかったりする場合があります。

Q. 大きめの宅配ボックスを選べば後悔しない?

必ずしもそうではありません。大きい製品は設置スペースも必要です。玄関ドアや通路との干渉、扉を開ける空間、固定条件を確認してください。

Q. 飲料水のケースは宅配ボックスで受け取れる?

製品と荷物によります。例えば、エスディエスのtumiki ラージは公式サイトで飲料ケースの収納例を紹介しています。ただし、実際のケースの寸法や重量が異なることがあるため、購入する商品の条件で確認してください。

Q. 複数の荷物をまとめて受け取れる?

複数の荷物を収納できるかは、箱の容量だけでなく施錠方式や連続投函への対応によっても異なります。複数個の荷物を頻繁に受け取る場合は、その機能も別途確認しましょう。

まとめ|宅配ボックスは段ボールを測ってから選ぼう

宅配ボックスのサイズ選びで重要なのは、宅急便の100・120サイズという表示だけではありません。

  1. 荷物の外寸:普段届く段ボールの幅・奥行き・高さを測る。
  2. 収納・開口寸法:荷物が中に収まり、入口を通過できるか確認する。
  3. 本体・施工寸法:玄関に安全に設置できるか確認する。
  4. 重量と開閉条件:最大重量、扉の向き、固定方法を確認する。

まずは最近届いた段ボール3個を測り、候補の宅配ボックスのメーカー仕様と比べてみましょう。

その作業をするだけでも、「大きそうだから大丈夫」という曖昧な選び方から一歩進めます。

ゴロ
ゴロ

なるほど。120サイズって数字だけじゃなく、箱の形と実際の寸法を見るんだな!

玄関奉行
玄関奉行

そのとおり。届く荷物と玄関の両方に合うこと。それが宅配ボックス選びの正解じゃ。

その玄関、拙者が見極める。

参考にした公式情報

※公式資料の確認時点:2026年10月。製品仕様・施工条件は型番や設置方法によって異なります。購入前には必ず最新のメーカー資料をご確認ください。記事中の段ボール寸法と家庭別の判断事例は説明用の仮定であり、実機による投入試験や施工実績ではありません。